中国 深圳に行くためのモバイル環境 (スマホ/SIM) の準備まとめ

この記事は古いです。最新の状況は以下のエントリを参照してください。

shao.hateblo.jp

※2016/07/03更新済 (Nexus 5X在庫状況、huawei P9、中国移動香港の利用者登録の話を追記)

世界の工場、フィンテックそしてスマートシティの先駆けとして盛り上がりを見せる深圳 (深セン) 。GFWに邪魔されず、深圳で快適なモバイル環境を実現するために「用意すべきスマホ」「プリペイドSIMの買い方」をまとめた。

(深圳にハマった経緯は以下のエントリ参照) shao.hateblo.jp

結論から書くと以下の通りである。

スマートフォンの用意

iPhone の場合

日本で販売されている iPhone 6 / 6s / SE は、中国の電波を受けられるようになっている。ただし、 NTTドコモauソフトバンク (以下、国内キャリア) で購入した iPhoneSIMロックがかかっているため、これを解除する必要がある。

国内キャリア版 iPhone 6SIMロックを解除できないので、諦めて後述の「Android を買う」のセクションをみてほしい。

iPhone 6s / SE で、購入後半年経過した場合は SIM ロックの解除ができる(無料)。解除は以下のページで行う。

なお、Apple StoreSIMフリー版の iPhone 6 / 6s / SE を購入した場合は特に手続きをせずに海外のSIMを利用できる。

Android の場合

日本国内のキャリアで販売されている Android は、中国の電波を受けられる仕様になってないことが多い。正確には

  • 電話や SMS は使える
  • データ通信 (パケット) はつながっても、極めて遅い (4Gはおろか、3Gですら繋がらず、0.1Mbps程度の「超ノロノロ通信」になる)

という状況になることがほとんどだ。中国で使える機種は以下にまとめているが、「Nexus 5X/6P か honor 6 Plus を通販で買う」か「中国現地で Xiaomi を買う」がオススメとなる。

中国で使える SIM フリー端末 - Google Sheets

(4/30 追記) キャリア版の Nexus5X/6P および、ドコモで最近発売された一部の Android についても中国移動のLTE (TD-LTE) に対応している。

https://www.nttdocomo.co.jp/service/world/roaming/area/device_list/network.html?country=4600000&carrier=03310&city=www.nttdocomo.co.jp

(SIMロック解除の手続きが必要であり、上記リストに含まれる機種で Galaxy Note Edge / S6 / S6 Edge 以外は購入後 180 日経過時点より SIM ロック解除が可能となる)

Nexus 5X / 6P

Google ブランドで販売されているスマートフォンGoogle ストア で購入することもできるが、EXPANSYS や 1shopmobile などの海外通販サイトから購入した方が安い。

中国で使われている LTE の周波数は3つあるが、そのうち2つに対応している。概ね問題ないとおもう。

LG電子 docomo Nexus 5X LG-H791 32GB CARBON

1shopmobile で扱っているのは「グローバル版」であるが、「香港版」というものも存在する。「香港版」は「グローバル版」と対応する周波数 (通信方式) が異なる。中国や香港で使う分には差はないが、香港版は日本や台湾などの一部の電波を掴むことができず、グローバル版に比べて通信速度が遅くなったり電波の入りが悪くなる可能性がある。

ASUS (ZenFone)

こちらは ZenFone 2 Laser (ZE601KL) で値段は 4 万円ほど。中国の LTE で使われている 3 つの周波数すべてに対応しているだけでなく、日本国内や台湾など各国の周波数帯も幅広く対応している。少々高いのと、6インチ/190g と巨大 (iPhone 6 Plus が 5.5インチ/172g なので、それより大きい) なのが難点だが、アマゾンやヨドバシカメラで販売されており、安心してアフターサービスを受けられる点、また出発が間際であっても入手できる可能性が高いのがよい。

ZenFone Zoom (ZX551ML) はお値段 5 万円ほど。こちらも中国および日本、台湾、香港などの各国の周波数帯に対応している。5.5インチ/185g と、ZenFone 2 Laser よりやや小ぶりだが、それでも2台目として持ち歩くには厳しい。

なお、これ以外に日本で売られている ZenFone シリーズは中国の周波数帯に対応してないので注意してほしい。

HUAWEI

honor 6 Plus が 3 〜 4 万円程度で買える。楽天モバイルがセールをしていることが多く 3万円以下で買えることもある。中国、日本、香港などの周波数帯には対応しているが、台湾では使える周波数帯が限られている。5.5インチ/165g で、なんとかなる大きさ。

P8max は 5 万円ぐらい。こちらは 6.8インチ/228g と、まさにファブレット。ここまで来ると、飛行機内で動画や電子書籍をみるなどの用途を踏まえて購入するのもアリだと思う。

LEICAの技術でとてもイケている写真が撮れる P9 も中国、日本、香港、台湾などの周波数帯に対応している。5.2インチ/144gと比較的軽量級の端末だが、実売は6万円程度でちょっと覚悟がいる値段。

これ以外の日本で売られている HUAWEI ブランドのスマートフォンでは中国の周波数帯への対応が確認できてない。

Xiaomi

Xiaomi シャオミ Mi5 32GB 3GB RAM [並行輸入品]

中国シャオミのMi 5。5.1インチ/129gと軽量で、値段も 1999元 (3万円台前半) で買える。中国や香港の周波数帯への対応はバッチリなので、現地調達が間に合わないならばお土産がてら、深圳で端末ごと購入してしまうのもアリだと思う。

SIM の用意

SIM は香港のものを手に入れておきたい。中国移動香港 (CMHK) が売っている「4G/3G 香港/中国デュアルナンバープリペイドSIM」がおすすめ。

【中国移動香港】4G/3G 香港/中国デュアルナンバープリペイドSIM$120 [並行輸入品]

  • 販売価格: 120HKD (残高 60HKD つき)
  • 香港/中国大陸データパック 118HKD/1GB or 198HKD/2GB (有効期限30日)
  • トータルコストでは 1GB つかう場合 2500 円、2GB つかう場合は 3600 円ぐらいになる。

この SIM は香港と中国大陸のどちらでもデータパックを利用でき、かつ中国大陸でも香港経由の通信となるため GFW (金盾) の影響をうけずに TwitterGoogle を使うことができる。 また、中国の電話番号を入手することができるため、アクティベーションに中国の電話番号でのSMS認証が必要なサービスを使うこともできる。

(2016/07/03 追記)

2016/05/20 以降、利用者登録をしていないと中国番号での電話発着信ができなくなってしまった。登録には居住証明必要で日本人にとってハードルが高い。データ通信については今のところ可能。

www.hkyamane.com

今後は「データのみ」と割り切って 「10日間1.5GBデータSIM」を買うほうがよい。

購入方法

香港国際空港 (ターミナル1の到着階) で購入することができる。深圳にも空港があるが、日本からの便が少ないことから香港から深圳にいくようにし、香港入国後のタイミングで中国移動香港の SIM を購入するとよいだろう。

店員に “prepaid SIM for hong kong and china mainland, voice and data, 1GB” と伝えながら、スマホを店員に渡せば使えるようにしてくれるところまでやってくれる。(クレジットカードで払えるので香港ドル現金の用意は不要) 店員に渡すとき、スマホを英語か繁体中文に設定し、QWERTYキーボードを出しておくとよい。

香港国際空港での入手ができないケース (売り切れとか営業時間外) に備え、事前にアマゾンで買っておくのもひとつの手。(ちょっと高い)

中国聯通香港 (China Unicom Hong Kong) の SIM

筆者は試していないが、中国向け周波数に対応していない Android でも 中国聯通香港 (China Unicom Hong Kong) の SIM を使うことで通信できる可能性がある。

この SIM は中国本土と香港で1GBの通信が「3Gで」できる SIM となっている。(4G や LTE には対応していない) ドコモやソフトバンクスマホが対応している周波数帯が、中国聯通の周波数帯と一部被っているため、使うことができると思われる。

なお香港国際空港ではこのSIMを見かけたことがないので、中国用スマホを持ってない場合は事前に Amazon で買っておくとよいだろう。

よくある質問

まとめ