WeChat Pay 顔認証決済レストランにいった
深圳の家乐缘 (Jiā lè yuán) というビュッフェスタイルのレストラン (快餐店) が WeChat の顔認証決済をとりいれた「スマートレストラン」の実験をはじめたと聞いたので行ってみた。
場所
家乐缘(彩田店) 深圳市福田区彩田南路2014号福源大厦2栋1楼
深圳地铁1号线 岗厦站 (深圳地下鉄1号線 崗厦駅) のD出口から歩いて5分ほど。保华一路に面した側に入口がある。なぜか「饗食」という看板がかかっている。家乐缘のブランドなのだろうか。
入口の列整理ポールに「本店支持 刷脸自助买单」(当店は顔認識セルフ決済に対応してます) の文字が。
店内
店内は中国でよくみかける快餐 (ビュッフェスタイルのファストフード) だ。しかし通常は商品ごとに「これは xx 元」と値札がついているわけではない。
いよいよ顔決済へ
顔決済の人はここで専用のレジに商品を持っていく。
さて、注文した商品を載せてみる。
223.92 元 (3,650円) 、いやおかしい。。
ごはんは専用の容器に載せないとエラーになるらしい。ごはんを入れ替えてもらって再スタート。
今度は 38.82 元 (633円) 。中国のランチとしては高いけどおもしろいからいいや。
顔認証セルフ決済が珍しかったのか、店内の警備員が僕の様子をスマホで撮影しはじめた。
顔認証をすると WeChat に登録した携帯番号を求められる。(2回目以降は不要かも)
「あなたの WeChat アカウントは中国大陸の身分証明書で認証してません。QRコードでお支払ください」と。あー、日本人には無理だ!
余談
実は顔認証決済が導入されているケンタッキーで試したときに同じ理由で失敗したので、今回もこの結末をある程度予想していた。(ただしケンタッキーは Alipay で、家乐缘は WeChat Pay なので若干の期待はしてた)
深圳のケンタッキー、ついに顔認証で支払えるようになる (ただし中国大陸の国籍がないと無理) pic.twitter.com/aYG5Q0yomq
— shao (Sho SAWADA) (@shao1555) November 27, 2018
おそらく顔認証のデータベースは中国大陸の身分証としか紐付けられておらず、外国人や台湾・香港・澳門の住民は使えないのだろう。
なお、この顔認証セルフ決済コーナーは調味料置き場を兼ねているので、調味料を取りに来る人はよく来たが、僕が店内にいた20分では誰も顔認証決済に挑戦していなかった。
この顔認証セルフ決済は2018/12/25 から 2019/01/04 までの期間限定のテスト運用とのこと。
もしこの記事を読んだ深圳居住の中国大陸籍の方がいたら是非レポートしていただきたい。