おやつのシェアやコミケにぴったり! 個人で paymo biz のクレカ決済を導入する

本エントリで取り上げた QR コード決済機能は廃止されました。現在は使えません。

個人でもクレカ決済に対応できるQRコード決済サービスが日本でも

paymo biz は QRコードを作成するだけですぐに支払ってもらえるサービスだ。決済というと、お店が導入するイメージだが、paymo biz はお店だけでなく「職場でシェアしているお菓子代を集める」「趣味で作っている同人誌を即売会 (コミケなど) で頒布する」といった、個人的な集金をクレジットカードで払ってもらえるようになる。

個人でも使えるQRコード決済は WeChat Pay など中国で進んでいる印象だが、このサービスは日本で使うことができ、クレジットカード (VISA / MasterCard) で払ってもらうことができる。

筆者は袋入りのナッツやプロテインを職場の同僚とシェアするのに、このサービスを使っている。

使い方は?

生成したQRコードを読み取ってもらい、「いくら払います」と入力してもらうだけでOK 。

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paymo biz で生成したバーコードを paymo アプリで読み取り、金額を入力してもらう

一度生成したQRコードは不変なので、紙にプリントアウトして張り出すこともできる。電源不要なのでコミケやフリマでも使いやすい。

登録は?

個人的な集金であれば、フォームへの記入だけ*1でOK。

paymo biz のページでサインアップ (Facebook ログインだと便利) し、メニューの「お店QR支払い」を選び、連絡先を書く。(購入した人に連絡先として表示される。メールアドレスや電話番号でも良い)

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アカウント設定の基本情報から、お店の名前を設定する。

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販売者情報で、氏名や生年月日、住所、売上金の振込先口座を入れる。(後でもよいが、これを入れないと売上金を受け取れない)

事業区分は「事業用途」と「事業用途ではない」がある。おやつのシェアやコミケのサークル活動、パーティーの集金など、法人や個人事業主として納税しないような用途であれば「事業用途ではない」を選ぶとよい。

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以上で手続きは終了だ。たぶん5分ぐらいで終わる。

実際の取引は?

paymo biz アプリ (iOS / Android) をスマホにダウンロードし、同じアカウントでログイン*2すると、お店のQRコードを表示できる。また、paymo biz のサイト で商品を登録することで、読み取ったユーザが金額を入力しないようにもできる。

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一度生成したQRコードは不変なので、 QRコードを紙や看板に印刷しておくのも便利。パソコンでログインしてプリンタで印刷する。

一方、購入者側は paymo のアプリをダウンロードしておくか、任意の QR コードリーダーで読み取り、 Web ブラウザにクレジットカード情報を入力することで支払える。最初の支払いのハードルがちょっと高いが、オフィスや即売会などでみんなが使うようになれば便利だと思う。

手数料は?

初期費用は月額費用はかからない。決済手数料も今は無料で、引き出しにだけ手数料がかかる。(1回200円)。引き出し手数料は申請をしたタイミングでかかるので、何ヶ月分か売上を貯めてから引き出せば手数料の節約になる。

決済手数料がかかる pixiv pay や paypal に比べて、かなりお得だ。

まとめ

個人でもすぐに使い始められて便利。コミケや屋台、オフィスなどに QR コードをどんどん貼りまくろう。

開示事項

私が所属する会社 (澤田企画合同会社) では、paymo を開発している AnyPay 株式会社と取引関係があります。本記事は個人の所感であり、 AnyPay 株式会社の意見ではありません。

 

*1:事業で使う場合や、酒など許認可が必要なものを売る場合は書類の提出も必要なことがある。

*2:TwitterGoogleでログインした場合、アプリのログインではパスワードの設定が必要