ソフトウェアアップデート 6.2
テスラには通信モジュール (ドコモの FOMA 網) と WiFi が内蔵され、インターネットに接続されている。
そのおかげで、自動車の機能が iPhone のようにアップデートで次々と追加されるようになっている。これはすごい。
中央の大型スクリーンの最上段に目覚まし時計のようなアイコンが表示されるとオンラインアップデートが適用できる状態だ。(アイコンの選択がおかしい気がするが置いといて)
タップすると、アップデートを適用する時間を設定できる。(アップデート中は運転できなくなるので、支障がないように時間を選べるようになってる)
翌朝、テスラの About 画面をみると、バージョンが 6.2 にあがっており、またリリースノートへのリンクを確認することができた。(まるで iPhone か PS4 だ)
今回のアップデートでは以下の機能が追加された。
- 自動緊急ブレーキ
- 死角警告
- バレットモード
自動緊急ブレーキは、スバルのアイサイトや日産のエマージェンシーブレーキなど、最近CMでしきりに宣伝しているアレだ。
それがソフトウェアアップデートだけで搭載されるというのは信じがたいが、テスラには多数のセンサーをあらかじめとりつけて出荷し、ソフトウェアが完成したところで順次有効化するという施策をとっている。
死角警告は、後方のサイドミラーで確認できない位置に他車があるときに警告を表示し、車線変更などで衝突を防ぐ機能だ。
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バレットモードは、ホテルや駐車場など、車の移動を他のひとに頼むときに、クルマに転送した電話帳やカレンダーなどにアクセスできないようにする機能。「安全のために最高速度を 113km/h に制限します」と書いてあるが、いったいどれだけ広い駐車場を想定している話なのだろうか。。
このようにアップデートでハードウェアの機能が増える、というのはこれまでの車ではありえなかった。スマートフォンやゲーム機では今や当たり前となった「出荷後もソフトウェアの改善を通じてユーザエクスペリエンスを上げ続ける」という取り組みは、是非多くの車に広まってほしい。