普通充電ケーブル
電気自動車は運転するために充電が必要となる。
充電には大きく分けて「普通充電」と「急速充電」があり、それぞれいくつかの方式がある。
今回はこのうち「普通充電」について。
普通充電は、電気自動車用のコンセントからの給電で1時間あたり 5 〜 15km 分程度の充電ができる。完全に空の状態から充電を開始すると、満充電に至るまで 30 時間以上もかかる。が、毎日 300 km をコンスタントに乗る使い方はあまり一般的でない。年間走行距離 10,000 km を目安にすれば 1 日あたり 30km 。帰宅後に充電器を接続すれば、次の出発までの時間でことたりるはずだ。
そこで、電気自動車用のコンセントから充電するためのケーブルを入手した。
EVsmart ブログの以下の記事を参考に、今回はトヨタのプリウスPHV用ケーブルを買うことにした。
Amazon.co.jp と Yahoo! ショッピングに出店している「車の部品屋 C-part」さんが取り扱っていたので、今回はこちらから注文した。
届いたのはこちら。
「通電回数が一定回数を超えると寿命と判定されて動作しなくなる」旨の注意書きかあったのが興味深いが、実際はただのケーブル。漏電防止や耐荷設計など、電気自動車用に配慮されているものとは思われるが、あわせて 10 万円もするのはいただけない。回路もそう複雑なものではない。
http://en.wikipedia.org/wiki/SAE_J1772#Signaling
とはいえ、これがあると電気自動車用のコンセントが使えるようになり、最悪 100V のコンセントさえあれば充電できるようになるのは心強い。
ケーブルを調達したので早速充電をしてみよう。
今回は東雲にある SuperAUTOBACS TOKYO BAY東雲 の普通充電器を試してみた。
充電スペースは駐車場内に設置され、料金の精算が必要になる。しかし今回、店で買い物をした際に「電気自動車の充電をしている」旨を伝えたところ、充電完了まで無料となる扱いを受けることができた。
充電用のコンセントはサービスカウンターで借りられる。
柱にマグネットで固定するというおもしろいタイプ。
先ほど入手したプリウスPHV用200V充電ケーブルに、テスラ付属の J1772アダプタをつないで充電ポートに接続する。
ほどなくして充電開始されたが ...
配線エラーが表示され、9A しか供給されない。(特に延長コードを使ったわけではない)
他の充電スポットでも同様のことになるか気になるので、機会があれば別の場所で追試してみることとする。