iCお引っこしサービス

N904iが購入後僅か1ヶ月でヒンジが勝手に折れるという、どうみても製造上の瑕疵じゃないかと思われる現象が。
飛行機で東京に戻った後真っ先に自宅最寄りのドコモショップへ。

FOMAの903i/703i以降のFeliCa対応機種にはiCお引っこしサービスに対応しているため、ドコモショップに設置された専用端末でFeliCaチップ内のデータを移行できる。

今回は修理前端末から代替機に移行をしたのだが、一部のiCアプリについては当該サービスでは移行できず、従来のようにサービスレベルでの移行作業が必要になる。
具体的にどのアプリが対応なのかについての一覧がないので、私が確認できる限りの状況について下記に列挙する。

iCお引っこしサービスに対応していたアプリ

iCお引っこしサービスに対応していないアプリ

まず対応アプリでの移行だが、これは非常にスムーズ。
移行完了後、FOMAカードを差した状態でiCカード一覧を開くと、×マークのついたアプリがある。これを開くことでダウンロードページがiモードで開き、必要なアプリをダウンロードできる。
説明ではあたかもICアプリのリンク集があるように書いてあるが、そういったものは特になかった。

非対応アプリについてだが、モバイルSuicaは事前に機種変更作業を行うことでSuicaのSF部分、定期やグリーン券情報、バス特などが一括でサーバに預けられる。その後新しい端末でアプリをダウンロードし、初回起動時にメールアドレスとパスワードを入力するだけで数分でデータが転送されるため、特に困ることはない。駅やコールセンターの世話にならずに移行ができてしまうのだ。
一方面倒なのはビックカメラとC-modeである。ビックカメラは店頭に親カード(バーコード読み取りタイプの従前のポイントカード)と携帯を持参して再度端末登録をしてもらう必要がある。C-modeはもっと面倒で、なんと500/1000/1500/2000のいずれかのバリューしかセンターに預けることができない。今回移行作業のために寄ったドコモショップではiCお引っこしサービス端末のとなりにシーモ2の自動販売機が設置されていたため、チャージ残高が500円になるように現金を充当した上でセンター預かりを実行した。ただでさえジュース買うのにやたら面倒なシーモはここでもユーザビリティの悪さを露呈している結果となった。

つい最近までauを使っていたのだが、auの修理対応は基本的に「データはそのままで修理、故障状況によっては削除」である*1のに対し、ドコモの場合は「データは修理開始前に必ず全消去」である。修理前のデータ転送や修理後のデータ再設定の手間を考えるとドコモの方が修理は圧倒的に面倒くさかった。

*1:ただしEZ FeliCaは必ず修理前に消去