マイナンバー個人番号カードを街角の証明写真機で申請する
昨年(2015年)末に各世帯に郵送されたであろう、マイナンバーの通知カード。マイナンバーを会社や金融機関に提出するだけであれば、この通知カードだけで十分だが、e-Taxや住民票の発行などのサービスを受けるためには通知カードに替えて「個人番号カード」を申請し入手する必要がある。
個人番号カードの申請には顔写真が必要とのこと。顔写真を自分で用意し、申請書類とともにセンターに郵送すれば発行が受けられるが、自宅に届いたマイナンバーの案内に「証明書写真機で申請ができる」旨が記載されていた。
証明書写真機でどうやって申請できるのか気になったので、さっそくやってみようと思った。
カードは必要かどうか
マイナンバー制度の意義や問題点などについてはここでは触れないが、以下の機能に魅力を感じる人は申請すればいいと思う。
- 住民票をコンビニのコピー機で取りたい (自治体によっては今後対応のところもある)
- 本人確認時に運転免許証以外の書類をつかいたい
- e-Tax をやりたい
なお、住基カードと被る機能が多いので、既に住基カードでこれらの機能を使えているのであれば急いで個人番号カードを取得する必要はない。
対応している証明写真機
いまのところ、株式会社DNPフォトイメージングジャパン (以下DNP) が展開する証明写真機「Ki-Re-i」のうち、一部の機器が申請に対応している。
株式会社DNPフォトイメージングジャパン|Ki-Re-iお役立ちサイト|マイナンバーカードの顔写真はKi-Re-iで納得の一枚を!
マイナンバーに対応したサイズの写真はどの証明写真機でも撮影できるが、申請システムにつながっている証明写真機は一部に限られる。以下のサイトから対応している証明写真機の設置箇所を検索できる。
株式会社DNPフォトイメージングジャパン|設置場所検索|プリントラッシュ・プリントラッシュフォトブック・証明写真機Ki-Re-i
ビックカメラには大抵あるようである。今回はビックカメラ池袋西口店に向かった。
撮影の流れ
筐体に「マイナンバーその場で申請完了」と大きな宣伝が掲載されていた。
ブース内。タッチパネル式の操作盤にマイナンバーのメニューがあるのと、交付申請書を読み取るためのQRコードリーダーが取り付けられているのが印象的。早速マイナンバーのメニューを選択する。
今回やってみたい「写真機から直接申請手続きをする」以外に、郵送申請用にプリントアウトをする機能、またWeb申請のためにスマートフォンに画像を転送する機能も用意されている。今回は一番左を選択。
およそ証明写真機とは思わせないほど大量の文章を読ませる。。。
やっと QR コード読み取りの案内がでた。
読み取った番号が表示されれば OK
なんと、エフェクトは追加料金だ!
ここで撮影。はいチーズ!
高さや左右のバランスはここで弄れるので、あまり気にする必要はなかった。
+200円のオプション、これだけだった。。。
ここで確認を経て、アップロードが開始される。(2分ぐらい待たされた)
写真がまったくもらえないわけではなく、撮られた写真は「個人番号カード交付申請確認証」という名前の紙で発行された。
まとめ
「写真をハサミで切り取る」「封筒に入れてポストに入れる」みたいな作業がいらず、手軽に申請できて完成度の高さを感じた。ただ、マイナンバーの申請にしか使えない撮影に700円〜900円も自己負担させられるのは厳しい気がする。
将来 e-Tax をする予定のひとは今のうちに申請しておこう。